EquinorとWintershall Dea、CCSのためにドイツとノルウェーをつなぐ国境を越えたCCSバリューチェーンの開発推進に合意

2022年09月09日

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ノルウェーのEquinorとドイツのWintershall Deaは、ヨーロッパのCO2排出事業者をノルウェー大陸棚の沖合貯留サイトに接続する広範なCCSバリュー チェーンの開発を進めることに合意したことを発表しました。このパートナーシップは、ヨーロッパ最大のCO2排出国であるドイツと、ヨーロッパ最大のCO2貯留の可能性を有するノルウェーをつなぐことを目的としています。

Wintershall DeaとEquinorは、欧州における国境を越えたCCSバリューチェーンの開発のための技術的および商業的ソリューションを確立し、それを可能にする規制の枠組みを政府と協力して形成する計画です。

北ドイツのCO2回収ハブとノルウェーの貯留サイトを接続するための約900kmの長さのオープンアクセスパイプラインを2032 年までに開発する計画が含まれています。このパイプラインのCO2輸送能力は2037年までに年間2,000万〜4,000万トンに上る計画であり、これはドイツの全排出量の約20%に相当するとしています。このプロジェクトでは早期導入のために、CO2をCO2輸出ハブから貯留サイトまで船舶輸送することも検討されます。

Wintershall DeaとEquinorは、ノルウェー大陸棚に年間1,500 万〜2,000 万トンを貯留することを目指し、共同でCO2の沖合貯留ライセンスを申請する予定としています。

詳細は以下をご覧ください。

Equinorによるプレスリリース
https://www.equinor.com/news/20220830-equinor-wintershall-dea-large-scale-ccs-value-chain

Wintershall Deaによるプレスリリース
https://wintershalldea.com/en/newsroom/wintershall-dea-and-equinor-partner-large-scale-ccs-value-chain-north-sea

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https://www.tradewindsnews.com/esg/equinor-and-wintershall-dea-pair-on-germany-norway-carbon-capture-and-storage/2-1-1287001