カナダPathways Alliance、Woodに1000万カナダドルの設計契約

2023年03月07日

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カナダ最大のオイルサンド生産企業を代表するPathways Allianceは、2023年後半の許可申請を進めるべく、カナダAlberta州Cold Lakeで計画中のCO2貯留ハブの設計と現場作業を急速に進めています。同社は、このCO2貯留ハブプロジェクトに向け、Woodと1,000万カナダドルの設計契約を締結したことを発表しました。

この契約に基づき、Woodは400kmのCO2輸送ラインの詳細な計画を策定するとしています。この輸送ラインにより、最終的に20を超えるオイルサンド施設と恒久的なCO2貯留ハブを結ぶ計画ですが、Woodの設計作業では最初の14件のオイルサンド施設を貯留ハブに接続する主要な輸送ラインに焦点を当てるとしています。これには、パイプラインのサイズ、材料、モニタリングステーションの設計、ルート検討などの詳細が含まれています。可能な限り、輸送ラインは既存のパイプライン通過権(right-of-way)に従うとしています。

政府からの共同出資が見込まれていることもあり、Pathways AllianceはこのCO2貯留ハブプロジェクトに対し、165億ドルを投資する計画としています。同プロジェクトにより、2030年までに14件の施設から年間約1,000万~1,200万トンCO2を削減することが期待されています。

詳細は以下をご覧ください。

Pathways Allianceによるプレスリリース
https://pathwaysalliance.ca/pathways-alliance-carbon-capture-and-storage-network-moves-to-design-stage/

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https://www.worldoil.com/news/2023/2/22/pathways-alliance-awards-10-million-contract-to-develop-carbon-capture-and-storage-network-in-canada/