Honeywell、eSAF生産技術UOP eFiningを発表、HIFと商業契約
2023年05月17日
Honeywellは、低炭素で持続可能な航空燃料 (SAF) を生産する、革新的なUOP eFining™テクノロジーを発表しました。さらに、この技術の初の商業契約をeFuels企業であるHIF Globalと締結したことも明らかにしています。
eFuelは、グリーン水素とCO2を組み合わせてeメタノールを生成し、eSAF、eガソリン、eディーゼルなどの幅広い持続可能な燃料に変換できるものです。HoneywellのUOP eFiningは、eメタノールを大規模かつ確実にeSAFに変換し、ジェット燃料 (MTJ) に処理できる技術としています。この新技術は高効率であり、同等の技術と比較して低コストかつ高収率のeSAF生産が可能であり、従来のジェット燃料と比較してGHG排出量を88%削減できるともしています。eSAF は、従来のジェット燃料と混合すると、航空機技術や燃料インフラに変更を加える必要のないドロップイン燃料(代替燃料)になります。
HIF Global は、Honeywell UOP eFining™を採用しeSAFを製造する商業契約を締結した最初の顧客であり、米国で2番目の商業規模eFuels施設にこの技術を導入する予定としています。HIF eSAFプロジェクトは世界最大のeSAF施設となることが期待されており、回収したCO2約200万トンをリサイクルして、2030年までに日量約11,000バレルのeSAFを製造する計画としています。
詳細は以下をご覧ください。
Honeywellによるプレスリリース
https://www.honeywell.com/us/en/press/2023/05/honeywell-introduces-uop-efining-technology-for-new-class-of-sustainable-aviation-fuel