米国BKV、Barnett Zero CCS施設においてCO2の圧入開始

2023年12月11日

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BKV Corporation(BKV)とEnLink Midstream LLCは、EnLinkのBridgeport天然ガス処理プラントから発生するCO2の圧入を近隣のBKVのBarnett Zero CCS施設において開始したことを発表しました。このプロジェクトは年間最大約210,000トンのCO2の圧入を達成すると予測されており、予定より早く、安全に操業を開始することができたとしています。

Barnett Zero CCS施設は、米国の天然ガス処理プラントからCO2を圧入するClass II坑井であり、GHG報告プログラムであるGHGRPのSubpart RRに従いEPAにより承認されています。BKVはBarnett Zero CCSプロジェクトを必要に応じて将来的にClass II及びClass VI坑井として繰り返し、迅速に拡張できるモジュール式のプロトタイプとして使用する計画としています。

さらにBKVは、Cotton Coveと呼ばれる2番目のCCS プロジェクトを2024年末までに商業運転を開始する計画としており、プロジェクト期間を通じて年間最大約45,000 トンのCO2の圧入を達成する見込みです。BKVは2022年末にCotton Coveプロジェクトに関する最終投資決定(FID)を達成し、Banpu Power US Corporationとの合弁事業としてプロジェクトを開発しています。

BKVはこの他にも、第三者の排出を圧入することを目的として、さらに3つの天然ガス処理プロジェクトを特定しており、2023年末か2024年にはFIDを達成する予定としています。これら3つの天然ガス処理プロジェクトにより、年間少なくとも約97万トンのCO2が貯留される見込みです。

詳細は以下をご覧ください。

EnLink Midstreamによるプレスリリース
https://investors.enlink.com/news-events/press-releases/detail/288/bkv-and-enlink-midstream-commence-first-carbon-capture-and

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https://ca.investing.com/news/stock-market-news/bkv-and-enlink-debut-carbon-capture-operation-in-texas-93CH-3177288