韓国PANASIAの船上CO2回収装置をHMM保有のコンテナ船に搭載する契約締結
2024年04月10日
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韓国の舶用機器メーカーPANASIAは、韓国大手海運会社のHMM(旧現代商船)所有の2100TEU型コンテナ船に船上CO2回収装置を設置する工事の契約を、韓国メイド造船と締結したと発表しました。
PANASIAは昨年4月に海事業界でのネットゼロを果たすプロジェクトの一環としてHMMやサムスン重工業、韓国船級協会と船上CO2回収技術の評価や基本設計・詳細設計、工事準備を進める共同ワーキンググループを設立していました。 その結果、CO2回収装置の搭載による船体の構造変更や運航の安定性を妨げる要因はないと判断し、回収率60%、24トン/日のCO2回収装置の搭載を決定したとしています。
船舶への設置工事は今年の6月から開始される予定で、装置の搭載工事とともに傾斜試験も実施し、船舶の安定性をさらに確かめる計画です。また、CO2回収装置の運用データはリアルタイムで陸上に送信され、その運転記録に基づく装置の運転安定性を確認する予定としています。
PANASIAはCO2回収装置を含め、メタノール・アンモニア燃料供給装置、陸上電力供給システムを紹介するため、4月10日から日本で開催されるSEA JAPAN 2024に参加する予定です。
詳細は以下をご覧ください。
PANASIAによるプレスリリース
https://www.worldpanasia.com/jpn/media/press_release/board_view.php?num=7549
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