JX石油開発、住友商事が米国ルイジアナ州における大規模SAF/BECCS事業に参画
2024年04月18日
JX石油開発と住友商事は、米国ルイジアナ州における大規模SAF/BECCS事業に参画するためのコンソーシアム契約を締結しました。住友商事は子会社であるSumitomo Corporation of Americas(SCOA)を通じて、Strategic Biofuelsと事業に関する共同開発契約を2024年2月に締結しました。JX石油開発は、その関連事業会社であるJX Nippon Oil Exploration(U.S.A.)Limited(NOEX USA)を通じて、SCOAと共同で事業コンソーシアムであるMagnolia Sustainable Energy Partners(M-SEP)を設立し、事業のマネジメントと投資を実施するとしています。
この事業は、間伐材などの木質バイオマス廃棄物をガス化・合成し、持続可能な航空燃料(SAF)および再生可能ナフサ(RN)の製造を行うもので、2029年には年産3,200万ガロン(約12万キロリットル)の製造設備の商業稼働を開始する予定としています。また、製材所で生じた廃材などを燃料としてバイオマス発電を行い、操業のための電力として活用すると同時に、SAF/RN製造・発電過程において生じるCO2を回収し地下に圧入するCCSも実施することで、事業全体でのCO2の大幅なネガティブエミッションを達成する予定です。
さらに、SCOAとNOEX USAは、DACCS、BECCS、その他CCSやCDRの事業機会も検討するとしています。
詳細は以下をご覧ください。
住友商事によるプレスリリース
https://www.sumitomocorp.com/ja/jp/news/topics/2024/group/20240409
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https://green-economy.jp/article/2024/04/09/664.html