米国California州のSan Joaquin RenewablesによるCO2圧入・貯留の許可申請撤回
2024年04月12日
San Joaquin Renewablesは、米国California州Central Valleyで計画していた再生可能天然ガス(RNG)プロジェクトで計画されていたCO2回収・貯留の許可申請を撤回し、中止しました。このプロジェクトではバイオマスからRNGを製造し、その過程で生じるCO2を回収し、敷地内で圧入することが計画されていました。
しかし、同社は2023年8月に米国環境庁(EPA)により環境影響評価書のドラフトにはCO2圧入を敷地内で実施しないと書かれた文書も存在しており、記載に矛盾がみられる指摘を受けていました。
これを受け、San Joaquin Renewablesは3月29日に正式にCO2圧入に関する申請を取り下げたとする情報が複数ありました。
米国の環境保護団体Center for Biological Diversityによると、California州の都市McFarlandからわずか2マイルに位置するSan Joaquin Renewablesの敷地内において最大1,200トン/日のCO2が圧入される計画であったが、モデリングでは圧入CO2の影響範囲は広く、近傍のDelanoの町にまで及んでいることが示されていたとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Center for Biological Diversityによるプレスリリース
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