G7気候・エネルギー・環境大臣、排出削減対策を講じていない石炭火力発電の段階的廃止に合意

2024年05月10日

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イタリアのトリノで開催されていた主要7カ国(G7)気候・エネルギー・環境相会合は、排出削減対策を講じていない(unabated)石炭火力発電を段階的に廃止することに合意する共同声明を採択しました。

廃止時期については「30年代前半」または「各国の温暖化ガス排出量を実質ゼロにする目標に沿って、(産業革命以前からの)世界の気温上昇を1.5度に抑えられる時間軸」という表現となっています。

廃止の対象とする石炭火力は「排出削減対策を講じていない(unabated)」ものとしており、共同声明には具体的にどのような対策を意味するのかは記載されていませんが、日本経済新聞などはCCSが想定されると報じています。

詳細は以下をご覧ください。

G7 気候・エネルギー・環境大臣による共同声明(最終版)

https://www.g7italy.it/wp-content/uploads/G7-Climate-Energy-Environment-Ministerial-Communique_Final.pdf

G7 ITALIAによるプレスリリース

https://www.g7italy.it/en/the-ministerial-meeting-on-climate-energy-and-environment-ends-with-the-adoption-of-a-joint-communique/

関連ニュース

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA273800X20C24A4000000/

https://jp.reuters.com/world/us/MMRNHJL3EFPZRKGT7AFLQYR3HE-2024-04-30/

https://www.weforum.org/agenda/2024/05/g7-coal-power-plant-phase-out-nature-climate-news-06052024/