フランスBureau Veritas、船上CO2回収技術に関する評価レポート公表
2024年05月24日
フランスの船級協会・認証機関であるBureau Veritasは海運市場におけるCCS技術の技術的実現可能性を評価したレポートを公表しました。レポートは、海運業界がCCSバリューチェーン全体で果たす重要な役割を強調するものとなっています。実現可能性調査の結果、船上CO2回収で82%~90%の回収率が達成可能であることが示されたとしています。
また、運用面だけでなく、国際的にまだ統合されていない規制枠組みなど、CCS技術の導入と統合に関する課題についても説明しています。CCS 技術を船上に搭載するための利用可能なスペースや、船内でのCO2の安全な取り扱いに関して懸念が生じていることも指摘しています。
海運業界の脱炭素化では代替燃料が重要視されることが多いが、CO2回収技術も無視することはできないとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Bureau Veritasによるプレスリリース
https://marine-offshore.bureauveritas.com/newsroom/bureau-veritas-report-highlights-potential-carbon-capture-technologies-and-development
レポート「Onboard Carbon Capture: An Overview of Technologies to Capture CO2 Onboard Ships」の入手先(氏名、所属、メールアドレスの入力が必要)
https://marine-offshore.bureauveritas.com/newsroom/onboard-carbon-capture
関連ニュース
https://carbonherald.com/bureau-veritas-spotlights-the-potential-of-carbon-capture-for-shipping/
https://safety4sea.com/bureau-veritas-assesses-carbon-capture-in-the-maritime-sector/