スウェーデンの銀行SEB、ノルウェー廃棄物発電から炭素除去証明書の委託販売

2024年06月11日

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スウェーデンの銀行SEBは、ノルウェー・オスロ市のHafslund Celsioの廃棄物発電施設から回収したCO2を貯留する炭素除去証明書(carbon removal certificates)の販売を委託されたことを発表しました。

Hafslund Celsioが所有するオスロ郊外の工場は、ノルウェー最大の廃棄物焼却施設であり、年間約35万トンの廃棄物を処理しています。廃棄物の最終処理により、化石燃料起源および生物起源の両方のCO2が年間約35万トン排出されており、オスロ市の総排出量の 17% を占めています。このうち、炭素除去につながる生物起源のCO2は年間最大17.5万トンと見込まれており、2028年よりCO2回収を開始する計画です。SEBは、炭素除去量は、第三者によって厳重に測定され、科学的に検証されるとしています。

SEBは、ノルウェーのInherit Carbon Solutionsからも2023年12月に炭素除去証明書を販売する委託を受けています。

詳細は以下をご覧ください。

SEBによるプレスリリース
https://sebgroup.com/press/news/2024/seb-invites-companies-to-buy-carbon-removals-from-waste-incineration

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https://carbonherald.com/seb-to-sell-carbon-removal-credits-from-waste-to-energy-plant/