米国Babcock & Wilcox、ミシガン州の石炭火力をBECCSに転換する工事着工

2024年06月14日

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米国のエンジニアリング企業であるBabcok & Wilcox(B&W)は、米国ミシガン州の再生可能エネルギー企業NorthStar Clean Energyから、ミシガン州Filer Cityの元石炭火力発電所をBECCSプラントに転換する作業を開始するための限定着工指示(LNTP)を受けたことを発表しました。このBECCSプラントには、B&Wが開発した燃焼後回収技術であるバイオマスSolveBright™を使用するとしています。

LNTPにより、B&Wは詳細な設計と調達作業を開始することができます。完全な着手指示は2024年第4四半期に予定されているとしています。B&Wの契約範囲には、バイオマス燃料を使用するようにプラントを転換し、CO2回収技術を追加するためのエンジニアリング、設計、機器の納入が含まれる予定です。転換が完了すると、年間最大55万トンのCO2を回収、貯留し、GHG排出量が実質マイナスとなる発電が実現するとしています。

詳細は以下をご覧ください。

Babcock & Wilcoxによるプレスリリース
https://www.babcock.com/home/about/corporate/news/babcock-and-wilcox-signs-agreement-to-proceed-with-work-for-coal-to-biomass-power-plant-conversion-and-carbon-capture-project-in-michigan

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https://www.power-eng.com/renewables/biomass/work-to-begin-on-biomass-ccs-retrofit-at-michigan-coal-plant/#gref