英国HexlaとLevidian、バイオメタンからCO2回収しクリーン水素を製造するLOOP技術を酪農場に導入

2024年06月20日

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英国のクリーン水素開発企業Hexlaと脱炭素技術を開発するLevidianは、Levidianが開発したLOOP技術を英国Somersetの酪農場Worthy Farmに導入したことを発表しました。これは、バイオメタンからカーボンネガティブな水素を生成する世界初の事例としています。

Worthy Farmは現在、嫌気性消化プラントを使用して発電しており、何万トンもの牛のスラリー(ふん尿を含む液状混合物)と廃棄サイレージをエネルギーに変換しています。LevidianのLOOP 技術は、このプロセスの一環として生成されるバイオメタンの一部からCO2を回収し、グラフェン(シート状のナノカーボン)とクリーン水素に変換できます。年間最大25トンCO2相当の削減が見込まれています。水素は、既存の熱電併給プラントで発電に使用され、グラフェンは、バッテリー、コンクリート、プラスチックなど、幅広い製品の添加剤として販売されます。

Hexlaは、産業規模のLOOP1000 の開発を支援するために資金を提供するとしています。さらに、HexlaとLevidianは協力契約にも合意しており、この契約に基づき、HexlaはLevidianのLOOP技術を国際的に展開するパートナーとなりLOOP1000ユニットを最大300台納入し、年間数十万トンのCO2相当の排出量を削減する予定です。

詳細は以下をご覧ください。

Hexlaによるプレスリリース
https://www.hexla.com/hexla-and-levidian-bring-pioneering-climate-technology-to-worthy-farm/ 

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https://www.letsrecycle.com/news/farm-launches-carbon-capture-project-using-biomethane/