オーストラリア連邦資源大臣、Cliff HeadプロジェクトのGHG貯留層の適格性承認
2024年06月24日
西オーストラリア州沖合のPerth BasinでCCSを実施する計画のCliff Headプロジェクトを開発するTriangle Energyは、WA 31-L鉱区におけるGHG貯留層の宣言(地層が適格なGHG貯留層であることの大臣宣言)への申請がオーストラリアの連邦資源大臣のMadeleine King氏から承認されたことを発表しました。この大臣による宣言は、圧入ライセンス取得に必要となるものです。
この承認によりCliff Head油田におけるTriangle Energyの78.75%の権益がPilot Energyに売却される前提条件が満たされます。取引が完了するまでは、Triangle Energyは継続的にCliff Head油田における操業も引き続きサポートするとしていますが、Pilot EnergyがTriangle Energyに支払う対価は、CCSプロジェクトの存続期間中に合計で最大1,500万豪ドルになると予想されています。
対価は以下のように段階的に支払われる予定です。
- 300万ドル
- GHG圧入ライセンスが発行された場合:450万ドル
- CO2貯留プロジェクトからのロイヤルティ:最大750万ドル
Triangle Energyは、Cliff Headの売却により関連する負債がなくなり、Perth BasinにおけるBooth-1とBecos-1の掘削に集中できるようになるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Pilot Energyによるプレスリリース
https://www.pilotenergy.com.au/sites/default/files/asx-announcements/61211549.pdf