EquinorとGRTgaz、フランスとノルウェーをつなぐ越境CO2パイプライン開発のプロジェクト開発契約署名
2024年07月01日
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ノルウェーのエネルギー会社Equinor とフランスの主要ガス輸送事業者GRTgazは、計画中のCO2 Highway Europeパイプラインプロジェクトを通じて、フランスの産業排出者から回収したCO2をノルウェー沖の貯留サイトに輸送するCO2輸送システムのプロジェクト開発契約(PDA)に署名したことを発表しました。
このプロジェクトは、フランスのDunkirk工業地帯とEquinorが計画するCO2 Highway EuropeパイプラインをGRTGazが開発する陸上CO2パイプラインネットワーク(30km)で接続する構想となっています。EquinorによるCO2 Highway Europeパイプラインは、ベルギーのZeebruggeとノルウェー沖の海底下貯留サイトを大規模なCO2 パイプラインで接続する計画です。初期段階では年間300万~550万トンのCO2を輸送・貯留する計画であり、その後、フランスのその他の産業クラスターで回収されたCO2も貯留できるよう拡張する想定となっています。
現在、実現可能性調査が進行中であり、2024年末には基礎設計調査を開始し、2029年に操業開始することを目指しています。
詳細は以下をご覧ください。
Equinorによるプレスリリース
https://www.equinor.com/news/20240617-grtgaz-agreement-develop-co2-infrastructure