米国Piñon Midstream、酸性ガス圧入のCCS事業にEPAからMRV計画承認取得
2024年07月01日
米国テキサス州の天然ガス中流事業者Piñon Midstreamは、ニューメキシコ州に所有するDark Horse処理施設におけるCCS事業についてEPAからMRV計画の承認を得たことを発表しました。このEPA承認により、45Q税額控除の資格を満たすことができるとしています。
このCCS事業は石油増進回収(EOR)事業ではなく、CO2と共に硫化水素(H2S)も圧入する酸性ガス圧入事業となっています。許可の対象は既存の酸性ガス圧入井2本であり、いずれも帯水層及び既存の石油・天然ガス生産層よりも数千フィート下にある、地表から約 18,000フィート(5,500m)の深さの岩石層に圧入するものです。
この2本の酸性ガス圧入井には、合計2,000万立方フィート / 日(20 MMcf/d)の CO2とH2Sの圧入が許可されており、現在のガス組成では年間約25万トンのCO2と約11万トンのH2Sに相当するとしています。今後1年間で19万トンを超えるCO2と9万トンのH2Sを回収し、貯留する計画となっています。
詳細は以下をご覧ください。
Piñon Midstreamによるプレリリース
https://www.pinonmidstream.com/news/pinon-midstream-secures-mrv-approval-epa-carbon-capture-and-sequestration-operations-its-dark