米国DOE、テキサス州BaytownのNGCC発電所におけるCCSプロジェクトに資金提供

2024年07月23日

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米国エネルギー省(DOE)のクリーンエネルギー実証局(Office of Clean Energy Demonstrations:OCED)は、米国の天然ガス・地熱発電会社Calpineの子会社であるCalpine Texas CCUS Holdingsが主導するBaytown CCSプロジェクトがフェーズ1の活動を開始するために1,250 万ドル(連邦政府の総費用負担額は最大2億7,000万ドル)の資金を提供したと発表しました。Calpineは、テキサス州Baytownの天然ガス複合サイクル(NGCC)発電所Baytown Energy CenterからCO2を回収する実証施設を建設予定です。Baytown CCSプロジェクトは、米国において天然ガス複合サイクル(NGCC)発電所でCCS技術を本格的に導入する初めてのプロジェクトとなります。フェーズ1は、9~12か月かかると予想されており、FEED調査を完了し、CCSのコンポーネントの仕様を決定します。プロジェクトの許可申請も開始し、国家環境政策法(NEPA)に基づく環境影響評価の審査プロセスを完了させるとしています。
 
Calpineは、カリフォルニア州でも同規模のSutter脱炭素化プロジェクトを推進しており、このプロジェクトについてもOCEDと契約を交渉していることを明らかにしました。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Calpineによるプレスリリース
https://www.calpine.com/About-Us/News/Calpine-Announces-Execution-of-Full-Scale-Demonstration-Project-Cost-Sharing-Agreement-with-DOE-For-Baytown-Decarbonization-Project
 
US DOEによるプレスリリース
https://www.energy.gov/oced/articles/award-wednesdays-july-3-2024
 
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https://www.power-eng.com/emissions/air-pollution-control-equipment-services/calpine-doe-enter-cost-share-agreement-for-houston-carbon-capture-demonstration/