欧州委員会、スウェーデンで生物起源CO2のCCSを支援する30億ユーロ補助金計画を承認

2024年07月11日

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欧州委員会は、EUの国家補助規則(State aid rules)に基づき、バイオマス(生物起源)起源CO2の燃焼または処理中に放出されるCO2の削減を目的としたCCSを支援する30億ユーロ(360億スウェーデンクローナ)のスウェーデンの計画を承認したことを発表しました。

この制度では、補助金は競争入札プロセスを通じて授与され、最初の入札は2024年に予定されています。対象となるのは、(i)スウェーデンで生物起源CO2を排出する活動を行い、(ii)年間少なくとも5万トンの生物起源CO2を回収・貯留する能力を持つプロジェクトを実施する企業です。

契約を獲得した企業は15年間にわたり、貯留する生物起源CO2の量(トン)に応じて補助金を受け取ることができます。ただし、プロジェクトから生じる可能性のある収入(例えば、ボランタリー炭素除去証明書による収入)や、その他の公的支援を考慮して調整されるとしています。

詳細は以下をご覧ください。

欧州委員会によるプレスリリース
https://ec.europa.eu/commission/presscorner/detail/en/ip_24_3583

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https://esgnews.com/eu-commission-approves-e3-billion-swedish-scheme-for-carbon-capture-and-storage-to-reduce-biogenic-co2-emissions/

https://www.reuters.com/sustainability/european-commission-approves-swedish-carbon-capture-aid-plan-2024-07-02/