英国会計検査院、政府によるCCUSプログラムを検討したレポート公表
2024年08月02日
英国の会計検査院(NAO)は、エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)が実施するCCUSプログラムについて以下の点を検討したレポートを発表しました。
- DESNZが現在のプログラムの設計においてCCUSを支援する過去の試みから得た教訓にどのように対応したか
- DESNZが現在のCCUSプログラムで達成した進捗状況
- DESNZがCCUS展開の目標を達成するために対処する必要がある主なリスクと問題
このレポートにおいて、NAOは、DESNZによるCCUSプログラムにおいてTrack-1プロジェクトを支援するための交渉を完了することは、CCUSの商業的実現可能性と政府のCCUSへの取り組みにおいて非常に重要なマイルストーンとなるとしています。プロジェクト遅延や代替案の追求などによりコストが大幅に高くなるなど、初期のプロジェクト支援のためのコスト増加は完全に軽減することはできないリスクであるが、このようなリスクは政府にとって取る価値のあるリスクであるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
英国会計検査院によるプレスリリース
https://www.nao.org.uk/reports/carbon-capture-usage-and-storage-programme/
レポートの入手先
https://www.nao.org.uk/wp-content/uploads/2024/07/carbon-capture-usage-and-storage-programme.pdf
関連ニュース
https://aberdeenbusinessnews.co.uk/oe-response-to-national-audit-offices-carbon-capture-usage-and-storage-report/
https://www.irishnews.com/news/uk/government-could-miss-2030-carbon-capture-target-watchdog-says-PXHXVDUC5RIVFLPGXHYTFBMBUA/