マレーシアサラワク州営PETROS、CO2貯留サイトの入札開始

2024年08月21日

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マレーシアのサラワク州営企業のPETROSは、サラワク州入札ラウンド(SBR)2024を開始したことを発表しました。これは、サラワク州固有の地質をCCUSに活用することを目的とした重要な取り組みとしています。この入札ラウンドは、サラワク州の炭素貯留能力を宣伝・紹介し、サラワク州でCCUSバリューチェーンを開発するための調査に関心のある投資家に、透明性と競争力のあるプラットフォームを提供することを目的としています。
 
この入札ラウンドを開始するイベントには、上流企業、炭素排出者、インフラ開発企業、サービスプロバイダー、海運会社、金融機関、コンサルティング会社など、多国籍企業から招待した約200人が出席したことを明らかにしています。
 
今回の入札ラウンドの対象となるCO2貯留サイトは以下の3つとなっており、推定総貯留容量は約10億トンCO2eとしています。
サイト1:ルコニアガス田の南西部および西部の塩水帯水層
サイト2:Balingianにおけるいくつかの枯渇田(陸域だが海岸に近く、新たな陸上ガスプラント開発と連携可能)
サイト3:セントラルルコニアガス田の塩水帯水層および枯渇ガス田(既存の油ガスインフラストラクチャを含む)
 
詳細は以下をご覧ください。
 
PETROSによるプレスリリース
https://www.petroleumsarawak.com/news-media/media-centre/press-releases/2024/24-jul-2024-petros-launches-sarawak-bid-round-2024
 
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https://www.thestar.com.my/business/business-news/2024/07/29/petros-invites-investors-to-bid-for-ccus-projects