SCCS、スコットランド沿岸の枯渇油田のCO2貯留転用評価プロジェクト始動
2025年03月04日
英国のCCS研究組織であるScottish Carbon Capture and Storage(SCCS)は、スコットランド沿岸の小規模な枯渇油田をCO2貯留に転用する方法を定義し、評価する30カ月のKTP(Knowledge Transfer Partnership)研究プロジェクトを開始することを発表しました。
専任のKTP研究員は、SCCSパートナーであるエディンバラ大学のStuart Haszeldine教授、Mark Wilkinson教授、Stuart Gilfillan博士からの支援を受けます。さらに、商業パートナーであるThe Carbon Removersと協力し、生物起源のバイオCO2を安全に封じ込めることを目指して、油田と周辺地域を評価する計画です。
このプロジェクトは、スコットランド沿岸の油田がCO2貯留向けに評価される初めてのケースであり、蒸留所や農場などの小規模で分散した発生源からのバイオCO2除去をサポートすることを目指しています。大規模な貯留プロジェクトに重点を置いている既存の英国のTruck-1 およびTruck-2クラスターとは異なります。
詳細は以下をご覧ください。
SCCSによるプレスリリース
https://www.sccs.org.uk/latest/news/efforts-underway-explore-scotlands-nearshore-co2-storage-potential
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https://carbonherald.com/new-research-is-examining-the-potential-for-a-nearshore-co2-storage-site-in-scotland/