Google、ガス火力発電CCSプロジェクトを支援する企業契約締結

2025年11月13日

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Googleは、イリノイ州Decaturに拠点を置くBroadwing EnergyのCCSを活用したガス火力発電所を支援する企業契約を締結したことを発表しました。Broadwing Energyは、CO2排出量の約90%を回収・恒久的に貯留します。Googleは、Broadwing Energyが発電する電力の大部分を購入することに合意することで、この新たなベースロード電源の建設と、Googleのデータセンターを支える地域電力網への接続を支援します。
 
Boradwing プロジェクトは、Archer Daniels Midland(ADM)が運営する施設内に位置しており、エタノール製造から発生するCO2を安全に貯留する実績を10年近く有しています。敷地内には400MWを超える発電能力を持つ新たな発電所が建設されます。発生するCO2は隣接のADMが所有するClass VI圧入井から恒久的に貯留し、2030年初頭までに商業運転を開始する計画です。
 
さらに、プロジェクトの環境健全性を確保するため、このプロジェクトでは、CCSプロジェクトの排出量報告における正確な定量化を保証するために、業界の専門家が開発したCCS固有のエネルギー属性証明書(EAC)に関する新たな基準を導入するとしています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Googleによるプレスリリース
https://blog.google/outreach-initiatives/sustainability/first-carbon-capture-storage-project/
 
Low Carbon Infraによるプレスリリース
https://lowcarboninfra.com/googles-first-carbon-capture-and-storage-project/
https://lowcarboninfra.com/i-squared-capital-and-low-carbon-infrastructure-announce-landmark-clean-power-partnership-with-google-morningstar/
 
関連ニュース
https://www.reuters.com/sustainability/boards-policy-regulation/google-backs-us-gas-power-plant-with-carbon-capture-midwest-data-centers-2025-10-23/