CDR.fyi、OPISと共同実施のCDR価格調査レポートを公表

2026年05月18日

記事カテゴリ:

CDRプロジェクトのデータポータルを提供するCDR.fyiは、CDR価格の調査結果をとりまとめたレポート”2026 Durable CDR Pricing Survey”を公表しました。本レポートは米国の経済関連出版社Dow Jonesの子会社であるOPIS(石油価格情報サービス)と共同で作成されています。
 
昨年に続き公表された本レポートは、耐久性のあるCDR価格を調査した結果をまとめ、CDR価格、需要者の需要価格、供給者が期待する価格が2030年までにどのように変化するかに焦点を当てています。バイオ炭、BECCS、DACCS、風化促進、海洋CDR、その他の耐久性CDR手法を対象に実施されています。
 
主要な結論は以下のとおり:
・市場が組織化され始めているものの、まだ調和には至っていない
・需要者と供給者の価格差は、昨年の1トン当たり107ドル(16,050円、1ドル=150円換算)から98ドル(14,700円)に縮小し、2030年までにはさらに縮小して約48ドル(7,200円)になる予想
・現在最も活発なバイオ炭とBECCSは、今回の価格差は縮小しているが、2030年までに価格差は拡大する予測
・需要者と供給者は、100年以上の永続性、供給者の透明性、供給者の実績が中核的な要件として概ね一致
・一方で需要者は、コベネフィット、1,000年以上の永続性、政策との整合性に対してプレミアムを支払う意欲が最も高い
・主な阻害要因は、予算的制約、納期リスク、社内のビジネスケース、政策インセンティブの不足
・耐久性のあるCDRが2030年までに1トン当たり100ドル(15,000円)に達する可能性は低い
 
詳細は以下をご覧ください。
 
2026 Durable CDR Pricing Survey: Prices, Buyer Priorities, and Market Blockersの入手先
https://www.cdr.fyi/blog/cdr-pricing-survey-may-2026
 
関連ニュース
https://carbonherald.com/new-report-highlights-pricing-gap-in-durable-carbon-removal-market/