英国DECCが2025年までに石炭火力発電所を廃止する内容のコンサルテーションを来春開始予定

2015年11月30日

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英国のDECCは、対策のなされていない石炭火力発電所(unabated coal-fired powerstations)の使用の規制を2023年に開始し、2025年までにすべて閉鎖し、ガス火力にシフトする内容のコンサルテーションを来春にも開始する方針であることを公表しました。

なお、石炭火力発電所の閉鎖の回避に必要な「対策」が何を指すのかについて明言はされていません。
TheTelegraphの記事によると、オプションとして「再生可能なバイオマス」を代替燃料とするか「CCS」があるが、どちらも政府による資金提供が必要としています。
CarbonBriefの記事では、「対策」はCCSのことであると解釈しているようです。

詳細は以下をご覧ください。

DECCによるプレスリリース
https://www.gov.uk/government/news/new-direction-for-uk-energy-policy
https://www.gov.uk/government/speeches/priorities-for-uk-energy-and-climate-change-policy

The Telegraphによる記事
http://www.telegraph.co.uk/finance/newsbysector/energy/12001752/UK-coal-plants-must-close-by-2025-Amber-Rudd-to-announce.html

CarbonBriefによる記事
http://www.carbonbrief.org/in-depth-uk-pledges-coal-phase-out-by-2025-but-uncertainty-remains