カナダ、ACTLプロジェクトに再始動の兆し
2018年09月11日
カナダにおける炭素税の引き上げとアルバータ州の生産性が低い油田におけるEORのためのCO2に対する需要増加が追い風となり、長らく活動が停滞していたAlberta Carbon Trunk Line(ACTL)プロジェクトが、再始動の兆しを見せています。ACTLは世界最大規模のCO2輸送網を構築し、主にEORに利用する構想のプロジェクトであり、2012年の開始が予定されていましたが、精製所の建築が遅れ、さらに2014年の石油価格低下に伴い資金調達困難となり、保留状態となっていました。
8月には、プロジェクト実施事業者であるEnhance EnergyがWolf MidstreamとACTLプロジェクトのために提携しました。
JWN Energyによると、これから坑井が掘削され、2019年後半までにCO2輸送パイプラインが操業を開始する予定とのことです。
詳細は以下をご覧ください。
Enhance Energyによるプレスリリース
http://www.enhanceenergy.com/pdf/News/releases/2018_08_02_ACTL_Press_Release.pdf
関連ニュース
https://www.jwnenergy.com/article/2018/9/alberta-project-aims-both-capture-co2-and-boost-oil-output/