米国のNETL、CO2地中貯留のモニタリングのための変革的センシング技術開発に合計530万ドル提供

2019年10月07日

米国のNETLは、米国DOEが石炭関連技術開発の投資先の一つとして、CO2地中貯留のために、深部地下をモニタリングするための変革的センシング技術を開発する2つのプロジェクトに、合計約530万ドルを提供することを公表しました。

資金提供の対象として選ばれたプロジェクトは、以下の2件です。

・ Battelle Memorial Instituteの「深部地下におけるCO2挙動をモニタリングするためのワイヤレスマイクロセンサーシステム」

・ The University of Texas at Austin の「ワイヤレス自動分布型センサーネットワークを使用したケーシングアニュラスにおけるCO2圧入モニタリング」

NETLのプレスリリースによると、この資金提供は、CO2の深部地下への貯留に関連する不確実性を低減し、 リアルタイムな意思決定を可能にすることを目指しています。また、本プロジェクトは、地中流体の動きの特性把握と予測を改善し、かつ重要な地下の特性のリアルタイム測定を強化することにより、DOEの炭素貯留研究プログラムをサポートするとのことです。

詳細は以下をご覧ください。

NETLによるプレスリリース
https://netl.doe.gov/node/9207

対象となるプロジェクト一覧
https://www.energy.gov/fe/project-descriptions-565m-clean-coal-technologies