ノルウェーKlaveness Combination Carriers、船舶搭載CCSを開発するCCShipプロジェクトに参画<br />
2021年05月20日
ノルウェ—の海運会社であるKlaveness Combination Carriers(KCC)は、海運の排出削減におけるCO2回収の役割を評価するため、SINTEF EnergyResearchが主導するCCShipプロジェクトに参加したと明らかにしました。この新しいプロジェクトは、CO2排出量を削減するため、船舶にCCSを導入することに焦点を当てています。CCShipプロジェクトの主な目的は、船舶搭載CCSの費用効果の高い解決策を開発すること、および船舶からのCO2排出削減策としてCCSが他の技術を超える時期を理解することとしています。溶剤によるCO2回収(CCShipのベースケース)は既に実現可能であることが示されていますが、高コストとなる可能性が高いため、重量、大きさ、 統合、効率、およびコスト の点で様々な新技術の可能性にも焦点を当てるとしています。この他にも、様々な船種と輸送用途(サイズ、燃料の種類、航海距離)における可能性を調査し、新造船とレトロフィットの両方を検討するとしています。
CCShipプロジェクトは、KCCに加えて、SINTEF Energy Research(プロジェクトリーダー)、SINTEF Ocean、NTNU、University of Oslo、Seoul National University、WärtsiläMoss、Klaveness、Calix Limitedなどが参加しています。 CCShipプロジェクトは、MAROFFプログラムを通じて、Wärtsilä Moss、Calix Limited、Norway CCS Centre(NCCS)、および Norwegian Research Councilから資金提供を受けています。
詳細は以下をご覧ください。
Klaveness Combination Carriers (KCC)によるプレスリリース
https://www.combinationcarriers.com/insights-and-news/2021/5/12/klaveness-joins-collaboration-project-to-evaluate-the-potential-role-of-carbon-capture-in-meeting-shippings-near-zero-emissions-target
「CCShip」の概要
https://www.sintef.no/en/projects/2021/ccship-deploying-carbon-capture-and-storage-for-ships-to-enable-maritime-co2-emission-mitigation/
関連ニュース
https://www.maritime-executive.com/article/norwegian-project-to-research-carbon-capture-and-storage-on-ships