ドイツのブレーメンにCO2積み替えハブの建設計画

2022年03月30日

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ノルウェーのCO2 Management ASは、CO2の利用または地中貯留のために、ドイツのブレーメンにCO2積み替えハブの建設を計画していると公表しました。このプロジェクトにより、CO2の排出削減が困難な産業(セメント、コンクリート、化学、鉄鋼、廃棄物管理)の温室効果ガスの排出削減に貢献できるようになるとしています。

この技術の大規模導入の次のステップとして、CO2 Management ASはブレーメンにCO2処理施設を確立することを計画しており、bremenports GmbH&Co. KGと同意書に署名したことも明らかにしています。このような施設は、ドイツで初となる見込みです。CO2は、様々な工業用地から液化された状態で収集され、利用されるか、船舶輸送により恒久的な貯留のために貯留施設まで輸出されます。

現在、港湾管理会社とサイトの適合性について評価しており、高速道路、水路ネットワーク、および列車輸送用の線路への接続があるため、インフラ面はプロジェクトに非常に適しているとしています。ドイツ国内にはCO2貯留サイトが存在しないため、ブレーメンの位置はハブとして、ドイツの産業活動やヨーロッパで計画されているさまざまな沖合CO2貯留サイトへの接続が優れているとしています。

ターミナルの操業開始までに必要なインフラの計画、承認、及び建設にはまだ数年かかると予想されています。

詳細は以下をご覧ください。

Bremen Portによるプレスリリース
https://bremenports.de/en/innovative-initiative-for-greenhouse-gas-reduction/

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https://en.portnews.ru/news/326730/