米国IEEFA、CCSプロジェクトの投資可能性について分析したレポートを公表

2022年07月21日

記事カテゴリ:
米国のエネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)はCCSプロジェクトの投資可能性について分析したレポートを公開しました。

IEEFAによる分析では、CCSプロジェクトはまだ投資可能であることを保証できないという結果が示されたとしています。ただし、CCSには様々な技術が存在しており、それぞれ技術的・商業的な成熟度や環境及び社会に及ぼす影響も異なるため、投資家は議論の対象となるCCSのタイプを区別することが重要としています。

このレポートではCCSの発電、産業及びブルー水素への適用やBECCS及びDACCSを含む炭素除去(CDR)技術を対象に調査しています。全体としてCCSへの投資の主な障壁は、それぞれの技術の有効性を実証する上で必要となる検証可能なデータが不十分であることが分かりました。

詳細は以下をご覧ください。

レポート「Carbon capture landscape 2022 — still too early to confidently fulfil promises」の入手先
https://ieefa.org/resources/ieefa-carbon-capture-landscape-2022-still-too-early-confidently-fulfil-promises

IEEFAによるプレスリリース
https://ieefa.org/articles/ieefa-investment-risks-carbon-capture-and-storage-currently-outweigh-its-potential

関連ニュース
https://www.scmp.com/business/article/3184612/carbon-capture-and-storage-tech-too-risky-investment-absence-quality-data