ドイツIonada、LNG船を対象とした船舶用CO2回収システムの実現可能性調査を完了

2022年07月21日

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ドイツのIonada GmbHは、LNG船を対象とした船舶搭載用のCO2回収システム詳細の実現可能性調査を完了したと公表しました。この結果、同社はこの船舶向けのCO2回収はCO2排出量を削減し、IMOによる脱炭素対策である既存船燃費規制(EEXI)と燃費実績の格付け制度(CII) の規制順守のために実行可能なシステムであると結論付けています。

IonadaはCO2の燃焼後回収システムを開発、製造、販売する企業であり、モジュラー式のCO2回収システムとして特許を取得した中空糸膜コンタクターを開発しています。

今回開発された船舶用CO2回収システムの設置スペースは従来のものと比較して約半分、消費電力は30%に抑えることができるため、海洋産業へコンパクトで経済的なCO2削減ソリューションを提供することができるとしています。

詳細は以下をご覧ください。

Ionadaによるプレスリリース
https://ionada.com/2022/07/07/ionada-secures-onboard-carbon-capture-feasibility-study/

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