英国C-Capture、Heidelberg Materialsとセメント製造工場でCO2回収試験開始
2024年05月20日
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CO2除去技術を開発するC-Captureは、Heidelberg Materialsと提携して、セメント製造におけるCO2回収試験を新たに開始したと発表しました。この試験は、英国KettonにあるHeidelberg Materialsのセメント製造工場で実施されています。これは、削減が難しい産業向けの低コスト炭素回収ソリューション導入促進を目的とする、英国の国家プロジェクト「XLR8 CCS 」の一部となっています。
C-CaptureとWoodが設計・構築したCO2回収溶媒ユニット(CCSCU)は、セメント製造プロセス中に発生する排ガスからCO2を除去するC-Capture独自のCO2回収技術の能力を実証するとしています。
XLR8 CCSプロジェクトは、脱炭素化が困難な3つの産業(廃棄物エネルギー、セメント、ガラス製造)において、C-CaptureのCO2回収技術の互換性を実証しており、合計6件の試験を実施する計画です。 Heidelberg Materialsの他、Energy Works Hull、Glass Futures、Pilkington UK(日本板硝子グループ会社)の所有サイトに同社のCO2回収ユニットが導入されています。
詳細は以下をご覧ください。
C-Captureによるプレスリリース
https://c-capture.co.uk/c-capture-launches-innovative-carbon-capture-trial-for-cement-industry/