Capital Gas Ship Management、ERMA FIRST、Babcok LGE、LCO2船への船上CO2回収システム搭載について基本合意
2024年06月11日
ギリシャの海運会社のCapital Gas Ship Management、ギリシャの舶用機器メーカーのERMA FIRST、スコットランドのエンジニアリング会社のBabcock LGEは、ERMA FIRSTが開発した船上CO2回収システムである「CARBON FIT」をCapital Gas Ship Managementが管理する4隻の新規の液化CO2(LCO2)輸送船に搭載することに関する基本合意書(LoI)に署名したと発表しました。このLCO2船は同種としては最大規模の22,000 cbmであり、韓国の造船会社Hyundai Mipo Dockyardによって2026年に納入される予定です。
ERMA FIRSTの「CARBON FIT」システムは、ロイド船級協会(Lloyd’s Register)とDNVの両方から基本設計承認(AiP)を受けています。独自のアミン吸収技術を用いてCO2を回収・分離し、Babcock LGEのecoCO2® システムにより液化され、その後の荷降ろしのために船上の加圧低温貯蔵タンクに保管される設計です。船上CO2回収システムによる船舶のCO2排出削減率は通常15%~30%とされていますが、このプロジェクトにおけるCO2回収率は70%を超えるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Capital Gas Ship Managementによるプレスリリース
https://www.capitalgas.gr/content/media-releases/36-capital-gas-erma-first-babcock-collaborate-on-carbon-fit-ccs-system-for-the-world-rsquo-s-largest-nbsp-lco2-nbsp-carriers