Woodside Energy、米国テキサス州のクリーンアンモニアプロジェクトをOCIから買収

2024年08月27日

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オーストラリアに本社を置くWoodside Energyは、米国テキサス州Beaumontに位置するクリーンアンモニアプロジェクトをOCIから買収する、拘束力のある契約を締結したことを発表しました。このプロジェクトは順調に進んでおり、建設は70%完了しています。フェーズ1のアンモニア生産は2025年の開始を目指しており、2026年からはCO2貯留を追加して低炭素アンモニア(ブルーアンモニア)の生産を可能にすることを目標としています。
 
このプロジェクトの購入額は23億5,000万ドルであり、この金額にはフェーズ1の建設費用全額が含まれていることも明らかにしています。ただし、フェーズ1はOCIが完成まで管理するとしており、OCIの豊富な経験に基づくアンモニアプラントの開発により、コスト、スケジュール、施設のパフォーマンス保証が提供され、Woodsideのリスクを軽減できます。
 
アンモニアプラントは、フェーズ1で年間110万トンの生産能力があり、さらにフェーズ2では年間110万トンを追加できるように拡張性を考慮して設計されています。Woodsideは2026 年からフェーズ2のFID準備を目指しています。
 
原料となるブルー水素の供給契約を結んでいるLindeの施設とExxonMobilのCCS施設も建設中であり、いずれも2026年の稼働開始を目指しています。そのため、CCS施設が稼働開始するまではCO2排出削減が実施されないアンモニアが生産されることになります。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Woodside Energyによるプレスリリース
https://www.woodside.com/docs/default-source/asx-announcements/2024/woodside-to-acquire-oci’s-clean-ammonia-project-transcript.pdf?sfvrsn=4052d85a_1
 
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https://energynews.pro/en/woodside-acquires-ocis-low-carbon-ammonia-project-in-texas/