一般社団法人生物多様性保全協会主催、調布市共催イベント 「第13回多摩川の外来植物駆除〜守ろう多摩川のいきもの〜」に参加しました

2017年06月

2017年6月11日、多摩川河川敷で開催された「第13回 多摩川の外来植物駆除〜守ろう多摩川のいきもの〜」にJANUSより岸本幸雄、菅谷淳子、水谷秀樹、高橋理が参加しました。

開催結果報告

 
1 はじめに
 多摩川には様々な外来植物が生育しており、在来の植物の生育環境が減ってしまいました。
 多摩川の生物多様性を保全するために,生態系に悪影響を及ぼす特定外来生物であるアレチウリを駆除しました。

日時:平成29年6月11日(日)午前10時〜正午                    
主催: 一般社団法人生物多様性保全協会  
共催: 調布市 (環境政策課・調布市多摩川自然情報館)
後援: 多摩川流域協議会
参加者:  58名 

2 特定外来生物について
 多摩川自然情報館内で、外来生物が生物多様性に及ぼす被害や生態、今回の駆除の目的と方法についてレクチャーを行いました。
 アレチウリは、まだ生育初期の地上部の小さい幼個体の状態です。6月の駆除活動では、アレチウリが大きくなって広くはびこる前に、効率のよい駆除を行うことを目的としています。

   
駆除の目的と方法についてのレクチャー      アレチウリの生育状況

 

3 駆除状況
 多摩川に向かい、3班に分かれてアレチウリの駆除を行いました。また同時に、下見実施時に確認された、特定外来生物であるオオカワヂシャの駆除を行いました。

     
 アレチウリの駆除状況



4 駆除結果
  市の広報やホームページをご覧になって参加された市民の方々のほか、企業CSR活動の一環として、地元調布市の林建設(株)、(株)深光園をはじめ、(株)リコー、リコージャパン(株)、京王電鉄(株)から、多数の方々にご参加いただきました。30分程度の作業の結果、0.68kgのアレチウリと41.8kgのオオカワヂシャを駆除することができました。アレチウリは秋の駆除作業に比べ、駆除量自体はかなり少ないものでしたが、大きく生育する前に効率のよい駆除を行うことができました。また6月の駆除量は年々少なくなっており(2015年:7.7kg、2016年:3.7kg)、同じ場所で駆除を続けてきた効果が現れたのかもしれません。
 参加者の皆さまからは、「参加して良かった」という意見をたくさんいただきました。そのほか、「外来種について学ぶことができた」、「多摩川流域など広域の取り組みにできたら良い」などの貴重なご意見をいただきました。
 一般社団法人生物多様性保全協会と調布市では、このような取組を継続し、多摩川の生物多様性保全を図りたいと考えています。

     
 アレチウリ駆除の成果




 −この活動に関するお問い合わせ先−

一般社団法人 生物多様性保全協会
The Japan Biodiversity Association
              〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目5番2号          
TEL 03-5466-3530  FAX 03-3797-9277
HP: http://www.biodiversity.or.jp/
           
調布市環境部環境政策課
TEL 042-481-7086