Energy
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放射性廃棄物処分

 背景と課題

原子力利用と放射性廃棄物

 原子力発電に用いる核燃料は、少量で長時間の発電が可能な上に再利用も可能であるという特徴があり、我が国ではこの特徴を活かして資源を有効利用する観点から、一旦発電に使用した燃料(使用済燃料)からウランとプルトニウムを抽出(再処理)して再利用する核燃料サイクルの方針を採用しています。この核燃料サイクルには、上述した使用済燃料の再処理や回収したウランやプルトニウムの燃料への加工等といった様々な工程がありますが、これら工程の実施の際には、その副産物として放射能を帯びた廃棄物が発生します。これらを総称して放射性廃棄物と呼んでいます。なお、放射性廃棄物は医療施設や研究施設等といった施設からも発生します。


核燃料サイクルと放射性廃棄物


出典:(公財)原子力環境整備促進・資金管理センターウェブサイト
http://www.rwmc.or.jp/

放射性廃棄物の処分

 放射性廃棄物には様々な種類があり、その放射能レベルも多岐にわたっています。我が国ではこれら放射性廃棄物を、その放射能レベルに応じた深度の地中に、適切な障壁(人工バリア)を設けて処分することとしています。

我が国における放射性廃棄物の分類と処分方法
 廃棄物の種類  廃棄物の例 発生源   処分方法  処分深度
 高レベル放射性廃棄物  ガラス固化体  再処理施設  地層処分  300m以深
低レベル放射性
廃棄物
発電所
廃棄物
放射能レベルの比較的高い廃棄物   制御棒、炉内構造物  原子力発電所  中深度処分  70m以深
 放射能レベルの比較的低い廃棄物  廃液、フィルター、廃器材、消耗品等の固形化物   ピット処分  浅地中
 放射能レベルの極めて低い廃棄物  コンクリート、金属  トレンチ 処分  浅地中
 超ウラン核種を含む
放射性廃棄物
 燃料棒の部品、廃液、フィルター  再処理施設、MOX燃料加工施設  放射性核種濃度に応じて、上記処分方法から決定
 ウラン廃棄物  消耗品、スラッジ、廃器材  ウラン濃縮・燃料加工施設
 研究施設等廃棄物  注射器、使用済試験片  RI関連施設、研究所

高レベル放射性廃棄物の処分概念

出典:地層処分研究開発第2次とりまとめ(核燃料サイクル開発機構、1999)
http://www.jaea.go.jp/index.html

サービス/技術

 放射性廃棄物処分に関しては、国内外において、地質環境、処分技術及び性能評価等といった様々な分野の研究開発が実施されています。JANUSは国内外における放射性廃棄物処分に関連する研究開発の最新動向調査等を実施することにより、我が国における放射性廃棄物処分の研究開発を支援しています。放射性廃棄物処分に関する調査対象国として、JANUSはこれまでに米国及び欧州主要国(フランス、スイス、スウェーデン、フィンランド他)に対する調査実績があります。

業務実績/サービス例

  • 諸外国における最新の高レベル放射性廃棄物処分に関する主要報告書の内容調査   
  • 諸外国におけるU/TRU廃棄物の処分に関する調査    
  • 諸外国における自然起源放射性物質の処分に関する調査
  • 地層処分におけるモニタリング及び記録保存に関する調査
  • 使用済燃料の核種インベントリに関する調査
  • 生物圏における被ばく評価パラメータに関する調査

関連するリンク先

廃止措置
核燃料サイクル
地中拡散シミュレーション

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