背景と課題
世界的なエネルギー供給に対する不安の高まり、二酸化炭素排出抑制の必要性等から、原子力発電に対する世界的な期待は拡大しています。このような国際情勢を受け、国内の重電メーカを始め、多くの企業が海外の原子力発電所建設に向けた取り組みを強化しています。JANUSは、グループ会社である日揮株式会社とも協力し、海外原子力事業に向けた様々な可能性を追求してきました。
サービス/技術
JANUSは、海外における原子力発電所の建設・運転に向けた諸活動について、様々な分野で支援を行っています。JANUSの強みを発揮できる分野としては、計画段階における環境影響等評価、申請段階における許認可支援、ファイナンス面の公的支援に向けた評価などがあります。
計画段階における環境影響等評価
JANUSは、国内の原子力発電所や燃料サイクル施設に関する環境影響評価に多くの実績を有しています。海外で原子力発電所を建設・運転するに当たっての候補地選定、温排水等による環境問題の摘出、フィージビリティスタディ(FS)等を支援できます。
申請段階における許認可支援
欧米の原子力許認可情報に関する実績、充実した海外ネットワークの活用等により、海外での原子力発電所建設・運転に関わる許認可活動(環境審査、安全審査等)を支援できます。大気、海洋の拡散計算、確率論的リスク評価(PRA)などでも貢献できます。
ファイナンス面の公的支援に向けた評価
国際協力銀行(JBIC)、日本貿易保険(NEXI)といった公的輸出信用機関(ECA)の支援を受けるには、環境面、安全面におけるデューディリジェンス評価が必要です。JANUSは、海外の火力発電所等に関わる当該評価の支援実績が多数あり、海外の原子力発電所建設に関しても貢献できます。
業務実績/サービス例
- ベトナムNinh Thuan原子力発電所のフィージビリティスタディ支援
- ベトナム天然資源環境省(MONRE)の環境影響評価(EIA)ガイドライン作成支援
- UK-ABWRの一般設計評価(GDA)に関する支援
- サウジアラビアの原子力発電所プロジェクトに関する応札支援
- 原子力発電所の建設に伴う公的支援に関する諸外国制度の調査
関連するリンク先
米国情報サービス
欧州情報サービス
放射性物質移行シミュレーション
諸外国の環境社会影響評価