水素・アンモニア導入支援
背景と課題
水素・アンモニアは、輸送・発電・産業といった多様な分野の脱炭素化に寄与する、 2050年のカーボンニュートラル(CN)達成に必要不可欠なエネルギー源です。
我が国においては、2023年6月に水素基本戦略が改定され、続いて水素の普及に向けて供給コスト低減と需要拡大をはかるべく、2024年10月、「水素社会推進法」が施行されたところです。2050年のCN達成に向け、水素・アンモニアの社会実装の加速化が求められています。
また、既存燃料から水素・アンモニア等に転換するに際しては、安定的な調達や低コスト化が重視されることから、単一の事業者等だけでなく自治体なども連携して地域的な導入を検討する必要があります。
このような背景から、導入に係わる地域の関係者が脱炭素化やCNのビジョンと目的を共有し、実装に向けてともに取り組みを進めていくことが重要です。
サービス/技術
JANUSでは燃料としての水素・アンモニアや、関連する技術について動向を調査し、お客様が検討されている技術比較や導入モデル検討について支援を行います。地域一体となった水素・アンモニア等の導入モデル検討や、水素・アンモニア等の経済波及効果、CCUSや再生可能エネルギー、原子力発電などの関連技術と組み合わせた水素・アンモニア等の利活用について、お客様のご要望に応じた支援を提供しています。
- 各種動向調査
国内外の技術開発・規制・政策に関する動向調査
水素・アンモニア分野に関する検討・意思決定支援
- 水素・アンモニア導入モデル策定
水素・アンモニアの需給予測や供給方法の検討
地域における水素・アンモニア導入モデル策定
- 社会実装支援
水素・アンモニアに関する事業化や設備導入に関する検討支援
事業性評価・LCA(Life Cycle Assessment)・経済波及効果等の評価
- 他技術との連携・比較
CCUSや原子力発電・再生可能エネルギー等との連携検討や技術比較

業務実績/サービス例
- 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 定置用燃料電池の更なる普及拡大に向けた調査
- 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 水素社会構築技術開発事業/地域水素利活用技術開発/水素製造・利活用ポテンシャル調査/伏木富山港の脱炭素化に向けた水素利活用トータルシステム調査
- 環境省 既存のインフラを活用した水素供給低コスト化に向けたモデル構築FS調査事業/飛騨市の既設水力発電を利用した低コスト水素供給事業FS 調査