背景と課題
原子力発電所の安全性を、系統的かつ合理的に評価する目的で、確率論的リスク評価(PRA)が多くの国々で実施されてきました。我が国では、定期安全レビュー(PSR)の実施においてPRAによる現状の安全性の評価が求められ、福島第一原子力発電所事故後の新規制基準では事故シーケンスグループ等の抽出においてPRAを活用することが規定されています。また、発電所の運用管理への活用やリスク情報を活用した規制においてPRAが注目されています。
サービス/技術
JANUSは、フォールトツリーモデルによる信頼性解析・評価をはじめとして、実プラント規模のレベル1PRAの解析・評価を実施した経験を有しています。また、海外におけるPRA技術の開発、リスク情報の発電所運用管理への活用や安全規制への活用について、海外提携機関等を通じて調査した経験も有しています。さらに、レベル1PRAを実施する上で必要な解析支援ツールであるWinNUPRAを販売しています。
WinNUPRAは、米国において開発され、米国、欧州、アジア、及び我が国で利用されています。WinNUPRAは、レベル1PRA解析作業において求められるモデル/データの作成、事故シーケンスの定量化、結果の評価等のほぼ全ての解析機能を有しており、その解析結果は、米国における代表的な解析コードであるSETSとの比較により、その妥当性が検証されています。また、モデル・データの説明等において日本語による入力・作成、日本語メニューによる一連の解析作業の実施、日本語オンラインヘルプによる操作及び解析のサポート、炉心損傷頻度、主要な事故シーケンス、主要なカットセット、さらに作成されたイベントツリー/フォールトツリーモデル等の種々の解析結果及びデータの日本語出力、といった特徴を有しています。
WinNUPRAのトップ画面