背景と課題
プラントの新増設及び装荷燃料仕様の変更等の場合には設置許可申請書の(変更)申請が必要となります。設置許可申請書の添付書類六・九・十では、気象観測データの統計処理、通常運転時の被ばく評価及び想定事故時被ばく評価が実施され、これらの処理は一連の作業であり一つの作業の評価結果がそのまま次の作業の計算条件として利用されます。
また、設置許可申請書での申請の他、検討段階におけるプラントの設備変更に伴う一般公衆への影響度の評価等を実施する場合は、1ケースのみの評価ではなく多数の案として数ケースの評価を実施し比較検討する場合があります。
サービス/技術
JANUSでは、原子力発電プラントにおける気象統計、平常時被ばく及び事故時被ばく評価を実施するための評価コードを有しており、これまで多数実施してきた実績があります。
また、JANUSでは、これらの一連の評価を処理する被ばく評価システムを提供致します。被ばく評価システム(PC版)はこれらの一連の作業を、一つの統一されたシステムとして一括処理できるようにするものです。これにより、貴担当者の負担軽減や時間短縮及び信頼性の向上が実現できます。
また、一連の操作をシステムがわかりやすくガイドすることにより誰もが簡単に必要な評価を行えるようになります。このシステムによりプラント運転開始後における気象データの統計処理結果や一般公衆への影響度を容易に確認することができます。
風配図
月別及び年別大気安定度別出現頻度